iTValve™

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iTValve™は、CT画像から患者さん自身の大動脈弁を再構築してシミュレーションし、自己弁温存手術(valve-sparing surgery)の術前計画を支援するソフトウェアです。CT画像から3つの弁尖を抽出し、心周期を通じた弁の開閉・接合と、それに伴う血流を再現します。グラフトサイズの比較や交連部の再吊り上げを仮想的に試し、弁の主要な計測値を自動で取得することで、手術の前に最適な術式を検討できます。

iTValve™の特徴

  • 弁の動きと流線
    iTValve™は患者さんの弁を心周期にわたって動かし、仮想の血液粒子を弁の中で追跡します。順流と逆流を色分けして表示するため、逆流のある弁ではそのジェットが一目で分かります。同じ患者さんでグラフトサイズを比較し、どのサイズで弁が閉鎖するかを確認できます。
  • CTからの弁抽出
    3つの交連部を指定すると、iTValve™が弁尖テンプレートを患者さんの解剖に合わせてフィッティングします。各弁尖はコントロールグリッドとしてCTに沿って形状が整えられ、その後大動脈壁をトレース・切離して3つの弁尖に分離します。こうして、シミュレーション可能な患者固有の弁モデルが完成します。
  • 粒子ベースの軟組織モデル(XPBD)
    各弁尖は、組織の形状・剛性・大動脈基部への付着情報を持つ粒子で構成されています。交連部・弁輪・基部リングに配置したコントロールポイントが、外科医の縫合と同じように弁を固定します。粒子表示では、ソルバーが実際に何を動かしているかをそのまま確認できます。
  • 弁尖の接触判定
    弁尖同士は互いに貫通することなく、接触・接合し、滑り合います。衝突判定面と接触点を弁上に表示できるため、弁尖がどこで接合しているかを確認できます。
  • 応力と変形
    各弁尖にかかる圧力をベクトル場として、初期形状からの変形量をカラーマップとして表示します。力の内訳表示により、モデルのどの部分が荷重を担っているかが分かります。
  • CT Overlay with Graft
    グラフトを含むCT重ね合わせ
    シミュレーションした弁と選択したグラフトを、患者さん自身のCT画像の中に表示します。グラフトを切断表示して、実際の解剖に対して弁尖がグラフト内にどのように収まるかを術前に確認できます。
  • 仮想インプランテーション
    手術室と同じ手順で、グラフトの選択、交連部の再吊り上げ(re-suspension)、基部リングの調整を一つずつ行います。各ステップはタイムラインに記録され、動画として再生できます。
  • Automatic Measurement
    自動計測
    交連部、自由縁、弁輪、心室大動脈接合部(VAJ)をiTValve™が自動で検出します。交連間距離、交連部高さ、Geometric Height、Effective Heightを手動操作なしで数秒で計測し、結果はPDFまたはCSVで出力できます。

推奨環境

  • OS
    Windows 11 (64-bit)
  • CPU
    Intel Core i7 / AMD Ryzen 7 以上
  • GPU
    NVIDIA GeForce RTX 4060 以上(VRAM 8 GB 以上)
  • メモリ
    32 GB
  • ストレージ
    SSD or HDD 1 TB

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