経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)後の出血性合併症は、臨床診断における重要な問題です。しかしながらTAVI後の血栓形成性に関する情報はほとんどありません。
この研究の目的は、血栓形成を分析するためにTotal Thrombus-formation Analysis System（T-TAS）を使用して、周術期でTAVI総血栓形成性のモニタリングを確立することです。
結論として高分子量のフォンウィルブランド因子はTAVI後早期に改善されたがT-TASによって評価された総血栓形成性は比較的低いままであり、TAVI後30日で血栓形成性が改善されたと報告されています。

Masanobu Ishii,Koichi Kaikita,Tatsuro Mitsuse.Nobuhiro Nakanishi.Yu Oimatsu,Takayoshi Yamashita,Suguru Nagamatsu,Noriaki Tabata,Koichiro Fujisue,Daisuke Sueta,Seiji Takashio,Yuichiro Arima,Kenji Sakamoto,Eiichiro Yamamoto,Kenichi Tsujita, "Reduction in thrombogenic activity and thrombocytopenia after transcatheter aortic valve implantation — The ATTRACTIVE-TTAS study", IJC Heart & Vasculature, Published Online (2019) .